事業内容プラスチック成形事業

プラスチック成形の中ではレアな
熱硬化性プラスチック圧縮成形、トランスファー成形をコア技術としています。

熱硬化性プラスチック、熱可塑性プラスチックについてはこちらへ

社会や暮らしに欠かせないプラスチック樹脂製品

日常の暮らしで目立ちませんが、
プラスチック樹脂製品が活躍しています

  • 送配電・電力関連

    送配電・
    電力関連

  • 配電盤用部品

    配電盤用
    部品

  • 産業機械用部品

    産業機械用
    部品

  • 自動車関連

    自動車関連

  • 食器類

    食器類

  • 日用品

    日用品

  • 航空機関連

    航空機関連

  • 鉄道車両関連部品

    鉄道車両
    関連部品

  • 環境配慮型プラスチック

    環境配慮型
    プラスチック

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今村化学の生産能力

圧縮成形

圧縮成形とは、計量した樹脂材料を140℃~180℃に加熱した金型の凹部(キャビティ)に投入し、材料が加熱により軟化して適度な流動性をおびたときに、圧縮成形機で加圧して硬化させます。
この成形方法は、金型が開口した状態で樹脂材料を投入するのでガラス繊維やカーボン繊維等の長繊維の強化材と一緒に成形することが可能なため機械的強度に優れたプラスチック製品を作ることができます。

圧縮成形

圧縮成形機の保有設備と能力

成形機 37t 2台、50t 2台、
70t 2台、100t 1台、
120t 1台、200t 2台
対応可能
金型サイズ
最小:
100mm×80mm×50mm程度
最大:
700mm×700mm×600mm程度
対応材料 フェノール、不飽和ポリエステル(BMC・SMC)、エポキシ、ユリア、メラミン、ジアリルフタレート
取扱材料について

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トランスファー成形

トランスファー成形とは金型を閉じておき、金型上部にある加熱室(ポット)に樹脂材料を投入しポットから金型の製品部(キャビティー)に細い湯道を通じて圧入し製品を成形する方法をいいます。
圧縮成形と違って金型を閉じた状態で成形するので比較的バリが少なく寸法精度が安定した製品を作ることができます。

トランスファー成形

トランスファー成形機の保有設備と能力

成形機 70t 1台、100t 1台
対応可能
金型サイズ
最小:
150mm×250mm×200mm程度
最大:
500mm×470mm×600mm 程度
対応材料 フェノール、不飽和ポリエステル(BMC)、エポキシ、ユリア、メラミン、ジアリルフタレート
取扱材料について

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インサート成形

インサート成形とは開口している金型にあらかじめ金属部品、コイルボビン、樹脂部品等を挿入しておきその後、樹脂材料を金型に投入し各種部品と樹脂材料を一体に成形(複合成形)する成形方法をいいます。
弊社では金属部品と樹脂材料が一体になった電気部品の成形品がたくさんありますのでインサ-ト成形も得意な技術の一つになっています。

インサート成形図

  • インサート成形
  • インサート成形

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タブレットマシーン

タブレットマシ-ンは粉体の材料を50g~100g程度の円柱状の塊にするための機械です。
目的は製品の品質を安定させるために粉体の材料を固体の材料にしています。
材料を粉体のまま金型の中に投入した場合材料の中心部までの熱伝導性が良くないので品質が安定しにくくなりますが、材料に圧力をかけて固めることによって金型に投入した材料の中心部まで熱の伝わりが早くなり安定した品質を保つことができます。
また決まった重量の塊にすることによって成形作業中の計量の手間を省くことができ生産性の向上にも寄与します。

タブレットマシーン

タブレットマシーンの保有設備と能力

成形機 2台
固形化の
サイズ
30g~110g程度
対応材料 フェノール、エポキシ
取扱材料について

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プラスチック樹脂材のテストピースや試作成形

プラスチック樹脂材のテストピース製作、量産を承ります

熱硬化性樹脂の今村化学では、ベーク材をはじめ様々な樹脂材料の試作(テストピース)、量産が可能です。
材料をはじめ、用途等についてお気軽にお問合せください。別途御見積りのご案内をさせて頂きます。

対象材料 紙ベーク、布ベーク、ガラス繊維強化プラスチック(FRP)、カーボン繊維強化プラスチック(CFRP)
フェノール、不飽和ポリエステル、エポキシ、ユリア、メラミン、ジアリルフタレートほか熱硬化性樹脂各種
取扱材料について
板素材の大きさ
(単位:mm)
  • ・50×80×1~3t
  • ・130×75×2~10t
  • ・200×172×2~30t
  • ・225×142×2~30t
  • ・275×120×2~30t
  • ・φ55×2~10t
用途 試作、量産の用途など可能な限り対応させていただきます。
今村化学では、熱硬化性樹脂の取扱い会社はもちろん、熱硬化性樹脂を初めて取扱うお客様にも対応しております。
お気軽にご相談ください。
  • プラスチック樹脂材のテストピースや試作成形
    切削加工試作品の例
  • プラスチック樹脂材のテストピースや試作成形
    CFRP(炭素繊維とプラスチックの複合材)試作品の例

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熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂について

熱硬化性樹脂(熱硬化性プラスチック)

熱硬化性プラスチックは、その名のとおり一般のプラスチック製品より堅く、耐熱性や耐電圧、耐久性などに優れています。
そのため、熱硬化性プラスチックは、熱伝導率の高い金属製品が使えない部品や、強度と軽量の両方を兼ね備えることが必要な製品などに多く用いられています。

熱硬化性樹脂とその特徴

一般の樹脂製品は熱を加えると軟化するものが多いなか、熱硬化性樹脂は熱を加えることによって硬化する樹脂です。
熱硬化性樹脂の成形製品の特徴は一般の樹脂製品と比較して耐熱、耐電圧・絶縁性、強度、硬度に優れていることです。

熱硬化性樹脂の用途

熱硬化性樹脂はその特徴である耐熱性や絶縁性、強度を必要とする樹脂製品類に多く採用されています。
弊社でも耐熱や絶縁を利用される発電の関連製品、航空関連部品やスポーツ用品、家庭用品向けの熱硬化性樹脂製品など、様々な種類の用途向けに製品を製造しています。

熱可逆性樹脂材料(熱可塑プラスチック)

熱可逆性樹脂材料は汎用プラスチックで、ABS、PP、ポリエチレン、ナイロン、塩ビなどの素材の総称です。
耐熱性には低いですが軽量でリサイクル可能なのが特徴です。
主な用途は産業用機器、医療機器、食器ほかで使用されています。
熱可逆性樹脂材料(熱可塑プラスチック)の製作は射出成型によって対応いたします。